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虫歯は予防が大事!気をつけたい3つのこと

2020.05.17(日)

ちょっと油断したら投稿が遅くなってしまいました。

さて今回は前回の話の続きどうしたらむし歯にならずに済むかというお話です。

前回説明したようにむし歯は1.むし歯菌、2.食べ物、3.歯の強さが主な原因です。

これらに対してどのように生活していけばよいのかを考えていきましょう。

1.むし歯菌にはやっぱり歯磨き!それと…

むし歯菌の代表格はミュータンス菌ですが、どこに多くいるかというとプラーク(歯カス)の中にいます。。菌の数を減らすことを考えればいわゆる殺菌効果を謳っているうがい薬も有効です。しかし歯の表面に汚れが残っていたり、菌が表面に作り出すバイオフィルムといわれるバリアーの様なものがついてしまっていると汚れの中やバイオフィルムに守られている菌にはうがい薬はほとんど効きません。

ではどのようにすれば良いのでしょうか。まずは機械的な掃除、つまり歯磨きをすることです。また、取り除きにくい歯と歯の間などはフロス歯間ブラシを使用すると一層効率がよくなります。歯周病予防も含めお口のケアには歯磨き、フロス(・歯間ブラシ)、うがい薬の3つを合わせて行うことが有効だと考えられます。

また、菌は増えて時間が経つと歯にくっつく力が強くなってしまい、取り除くのが難しくなってきてしまいます。なので毎食後磨くというのは一回一回の歯磨きが簡単になるのでおすすめです。

毎食後なんてできないよという方には忙しい時間は軽く歯磨き(最悪うがいでもいいです)し、夜寝る前にはしっかり時間をかけて磨くことがオススメです。

2.食べ物は頻度と時間に注意!

ミュータンス菌は糖分を餌にしています。この餌を減らすことが大事です。前回お話をしたように糖分をダラダラ摂ったり、頻繁に摂るとむし歯になりやすくなります。そのため頻度と時間を気をつけるだけでもむし歯予防には有効です。これは歯の周囲のpH変化が影響しています。糖分を摂るとグラフの様に菌が酸を出すことによって歯の周囲のpHが低下します。pHが5.5を下回ると歯の表面が脱灰と言って壊されてきます。しかし唾による酸の中和作用と歯の修復作用によって歯の構造は壊されたり治ったりをすることによって歯は構造が保たれています。食事を規則正しく摂っている場合にはグラフの様に歯の修復が行われる時間が確保できます。しかし、間食が多い場合にはグラフの様にpHが5.5を下回る時間が増えてしまいむし歯が進行しやすくなってしまいます。このことからむし歯にならない様にするには食事を規則正しく摂ることが大切だと分かります。また、飲み物に入っている糖分にも注意が必要です。

3.フッ素は歯を強くする!

歯の強さという面でいうとフッ素はかかせません。フッ素はしっかり使えればつばの修復作用が起こる際に歯の構造が強化され歯の表面が酸により壊されにくくなります。これがむし歯予防にフッ素が有効な理由です。しかしフッ素の使い方には注意が必要です。フッ素入り歯磨き粉が一般的ですが、フッ素は水に弱いことは頭に入れておかなければなりません。つまり歯磨きをした後はぶくぶくうがいをせずに軽くゆすぐ程度にし(水でゆすがず唾を吐き出すだけでもいいと言われることもあります)、歯磨きした後30分程度は口に物を入れないようにしましょう。

以上3つについて説明させていただきました。どれも大事なことです。むし歯になりにくくするには、毎日の積み重ねが大事です。いつまで自分の歯で食べられるように頑張りましょう。

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