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多くの人が勘違いしている!?歯科にまつわる5つのこと①

2020.05.28(木)

どうもこんばんは。

今日は普段お話ししていて、みなさんが結構勘違いしているなと私が感じることについてお話ししたいと思います。それは以下の5つです。


 

  1. 歯は問題が起こったら治療すればいい。
  2. 被せ物を入れたら治療は終わり。
  3. 痛いところは自分でわかる。
  4. 歯磨きをすれば虫歯を防げる。
  5. 早い治療がいい治療だ。

 

それでは一つずつどのような勘違いか解説していきたいと思います。

 


1.歯は問題が起こったら治療すればいい。

 

みなさんは歯の治療が好きですか?中にはそういう方もいらっしゃるかと思いますが、苦手という方は多いですよね。ともいう私も治療をされるのは苦手です^^;

 

できれば歯医者に行きたくないので、少しぐらいの違和感であればそのまま放置して、痛くなったら歯医者に行けばいいと考える人もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

これは注意が必要です。

 

風邪や怪我であれば軽症であれば自然に治癒します。しかし歯については違います。放置をしておいて虫歯が治るということはありません。(神経が死んで痛みが消えることはありますが…)

 

虫歯は進行(虫歯菌の出す酸で歯が壊されている状態)と停滞(虫歯菌による歯の破壊がほとんど起きていない状態)を繰り返します。虫歯が進行するとどんどん歯の構造的な強さを失っていきます。この構造的な強さは回復することがほとんどありません。

さらに歯(特に神経をとっている歯)の症状はかなり悪化しないと出てこないことも多いです。

歯の痛みが悪化してから治療する時には、すでに歯が弱くなってしまっていることがあるのです。

 

虫歯で歯の強さが失われた場合、治療法の選択肢が狭まることがあります。

 

虫歯を放置したばかりに歯に満足いく治療を行えないこともあります。

 

逆を言えば虫歯の初期の段階で治療する場合には治療法の選択肢が増えます。一般的に小さい虫歯であれば痛みも少ない治療で済むことが多いです。(選択肢の中には治療しないで経過をみるということもあります)

 

ですので歯は問題が起こったら治療をすればいいという考え方は歯の治療が大変になったり、希望する治療ができなかったりすることもありますので注意が必要です。

 

ではどうすればよいのか?

 

上の方にもお書きしたように歯の症状は悪化しないとご自身では気づかないことが多いと思います。やはり歯医者に定期的に診てもらうことが良いと思います。そして少しでも違和感があるようであれば歯医者に相談するということを意識していただいた方がいいと思います。

 

繰り返しになりますが歯の強さは失われると回復することがほとんどありません。早め早めの対応をするためにも、皆さんには定期的な歯科検診をオススメします。

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